国家の品格

「日本人に誇りと自信を与える名著」というフレコミでしたが、
古き良き日本の回顧に関する記述が中心であり、
現状の日本を考えるにつけ、どんどんブルーに・・・

ただ、現在の日本に対する問題指摘は、納得のいくものが多く、
自分の子育てには是非活用したい記述も沢山ありました。

また、"合理的判断"、"民主主義"、"平和主義"などの
「一見合理的だが、実は不合理」に関する指摘は、
一読の価値があります。見事な論理展開でした。

私は学者の中でも特に数学者を尊敬していますが、
その思いが強まりました。
(尊敬するものの、友人にしたくないという思いも強まりましたが・・・)